レストランウェディングの服装。ブラックスーツ以外のスマートな選択肢

「招待状に平服でとあるが、いつものブラックスーツに白ネクタイで行っていいのだろうか」 「おしゃれなレストランの雰囲気に合わせて少し着崩したいけれど、マナー違反にならないラインがわからない」

レストランウェディングにお呼ばれした男性ゲストの多くが抱えるのが、この「フォーマルとカジュアルの境界線」に対する悩みです。 一般的なホテルや専門式場の結婚式であれば、いわゆる略礼服(ブラックスーツ)に白やシルバーのネクタイという定番スタイルで間違いありません。しかし、洗練されたレストランという空間において、その画一的なスタイルは時として「堅苦しすぎる」あるいは「少し野暮ったい」印象を与えてしまうことがあります。

今回は、数々の洗練されたウエディングを手がけてきたLiiNA代表でありプランナーの金子に、LiiNAマガジン編集部がインタビューを行いました。 レストランという上質な空間に美しく馴染み、大人の余裕を感じさせる男性ゲストの「スマートな装い」について紐解いていきます。

「ブラックスーツの呪縛」を手放し、ダークスーツを選ぶ

LiiNAマガジン編集部(以下、編集部): 本日はよろしくお願いします。レストランウェディングに参列する男性は、どのようなスーツを選ぶのが正解なのでしょうか。

LiiNA代表/ウエディングプランナー 金子(以下、金子): レストランの格式にもよりますが、私たちがご案内しているような一流レストランでのウェディングであれば、「ダークスーツ」が最もスマートな最適解になります。 日本では長らく、結婚式=ブラックスーツ(黒の略礼服)という常識がありましたが、実は欧米のレストランウェディングなどの基準では、昼夜問わずネイビーやチャコールグレーのダークスーツを着用するのが一般的で、非常にエレガントとされています。

編集部: 黒ではなく、ネイビーやグレーを選ぶのですね。

金子: はい。もちろんブラックスーツでもマナー違反ではありませんが、レストランのアンバーな照明やアンティークの家具には、少し色味のあるダークスーツの方が圧倒的に美しく馴染みます。 カッチリとしすぎるブラックスーツの呪縛を手放し、ご自身の体型に美しくフィットした仕立ての良いネイビースーツなどを選ぶことで、大人の男性らしい知性と余裕を演出することができます。

Vゾーンで魅せる。ネクタイとシャツの「引き算」

編集部: シャツやネクタイの選び方についてはいかがでしょうか。

金子: シャツは無地の白が基本ですが、レストランの少しリラックスした空気感に合わせて、ごく薄いサックスブルーなどを選んでも素敵です。 そして大きく印象を左右するのがネクタイです。結婚式といえば白や光沢の強いシルバーのネクタイを締めがちですが、これもレストランという空間では少し浮いてしまうことがあります。

編集部: では、どのようなネクタイが良いのでしょうか。

金子: ダークスーツに合わせて、ネイビーやボルドー、ブラウンなどの落ち着いた色味のネクタイをおすすめします。柄も、派手なものではなく、無地や細かいピンドット、さりげない小紋柄などが上品です。 また、季節に合わせてシルクだけでなく、ニットタイやウールタイなどの「素材感」を取り入れると、レストランの温かみのある雰囲気にとてもよく合います。光沢感で足し算をするのではなく、素材の良さで引き算をするイメージですね。

格式高い空間に馴染む「靴と小物」の選び方

編集部: 靴や小物で気をつけるべきポイントはありますか。

金子: 足元は、やはり「黒のストレートチップ(つま先に横一本のラインが入った革靴)」が最もフォーマルで間違いありません。ただ、ネイビースーツに合わせるのであれば、美しく磨き上げられたダークブラウンの革靴を合わせるのも、レストランならではの粋な着こなしです。 そして、ぜひ取り入れていただきたいのが「ポケットチーフ」です。

編集部: ポケットチーフがあるだけで、一気に華やかになりますよね。

金子: ええ。ネクタイを落ち着いた色味に引き算した分、胸元にリネン(麻)やシルクの白いチーフをスリーピークス(3つの山を作る折り方)やTVフォールド(四角く見せる折り方)でスッと挿す。 これだけで、ビジネススーツとは一線を画す、ハレの日にふさわしいフォーマル感と華やかさが生まれます。

新郎新婦のおもてなしを、リラックスして楽しむために

編集部: 最後に、レストランウェディングに参列される男性ゲストの皆様へ、メッセージをお願いします。

金子: 新郎新婦がレストランという場所を選んだ一番の理由は、大切なゲストの皆様に「本当に美味しいお料理を、リラックスして楽しんでほしい」という思いがあるからです。 ですから、堅苦しいブラックスーツで身を固めて緊張するのではなく、空間に馴染むスマートなダークスーツを纏い、肩の力を抜いてお祝いの席を楽しんでください。

美味しいお酒を片手に、気取らない会話に花を咲かせる。 そんな皆様の心地よさそうな姿と笑顔こそが、主役であるおふたりにとって何より嬉しい結婚式の景色になるはずです。

LiiNAがご提案する、ゲストも心からくつろげる気取らないウエディング

過度な緊張感や画一的なマナーを手放し、本物の美食と心地よい歓談をゲストにプレゼントする。 LiiNAでは、格式高い本物の美食と空間をご用意しながらも、ゲストの皆様が決して気取ることなく、心からリラックスして過ごせる大人のためのウエディングをご提案しています。

ダークスーツなどの上質な装いが美しく映え、それでいて肩の力を抜いて食事を楽しめる、東京・銀座エリアの本当に美味しい名店だけを厳選してご案内いたします。

「ゲストに服装やマナーで緊張させず、リラックスして楽しんでほしい」 「格式ある料理でもてなしつつ、アットホームで温かい空気にしたい」 そのご希望を、まずはコンシェルジュデスクへお持ちください。 新郎新婦はもちろん、招待されたゲスト全員が「こんなに居心地の良い結婚式は初めてだった」と笑顔で帰れるようなハレの日の形を、温かいお茶を飲みながらゆっくりと一緒にデッサンしていきましょう。

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