レストランウェディングのお呼ばれ服装マナー。洗練された空間に馴染むドレスコード

「友人の結婚式の招待状に『レストランでの開催』『平服でお越しください』と書かれていたけれど、一体どこまでカジュアルにしていいのかわからない」 「専門式場に行く時と同じような、カッチリとしたパーティードレスで浮いてしまわないか心配」

レストランウェディングへの招待を受けたゲストの皆様が、まず最初に直面するのが「服装(ドレスコード)」の悩みです。 一般的なホテルや専門式場であれば、いわゆる定番のお呼ばれドレスを着ていけば間違いありません。しかし、レストランという場所は、お店の格式によって雰囲気が大きく変わるため、何を着ていくべきか迷ってしまう方が非常に多いのです。

今回は、数々の洗練されたウエディングを手がけてきたLiiNA代表でありプランナーの金子に、LiiNAマガジン編集部がインタビューを行いました。 一流のレストランという空間に敬意を払いながらも、決して気取ることなく美食を楽しめる、大人ゲストのための「引き算のドレスコード」について紐解いていきます。


金子千紘 (株式会社LiiNA 代表取締役 / ウェディングプランナー)
大学卒業後、ブライダル業界へ。ドレスコーディネーターとして約5年、500組以上の花嫁のスタイリングを担当。その後、ウエディングプランナーとして式場・レストランでの実務を経験。多くの現場を知る中で「もっと自由に、ふたりが本当に望む選択肢を提案したい」という想いが強くなり、独立。「LiiNA」を立ち上げる。ドレスの美しさを最大限に活かした、凛とした空間づくりを得意とする。


「平服で」の言葉に潜む罠。レストランの「格式」を見極める

LiiNAマガジン編集部(以下、編集部): 本日はよろしくお願いします。レストランウェディングに招待されたゲストから「平服(へいふく)でと言われたけれど、何を着ればいいの?」という声を聞くことが多いのですが。

LiiNA代表/ウエディングプランナー 金子(以下、金子): はい、招待状によく書かれている「平服でお越しください」という一文ですね。これを「普段着(カジュアル)で良い」と勘違いしてしまうと、当日会場で恥ずかしい思いをしてしまう可能性があります。 結婚式における平服とは「礼装(最も格式高いフォーマルウェア)でなくても構いませんよ」という意味であり、基本的には「略礼装(インフォーマル)」や「スマートカジュアル」を指します。

編集部: 決して、デニムやスニーカーで行っていいわけではないのですね。

金子: その通りです。ただ、レストランウェディングの難しいところは、そのお店の「格式」によって求められるスマートカジュアルのレベルが変わることです。 カフェのようなカジュアルなお店であれば、少し綺麗めのワンピースで十分かもしれません。しかし、私たちがご案内しているような東京・銀座エリアの歴史ある名店や、重厚なアンティーク家具が並ぶ一流レストランの場合は、空間の格調高さに合わせた上質な装いが求められます。

過剰な装飾を引き算し、「素材の良さ」で空間に馴染む

編集部: 一流のレストランには、どのような服装がふさわしいのでしょうか。

金子: ここでも、LiiNAが大切にしている引き算の美学がそのまま当てはまります。 スパンコールがギラギラと光るような派手なドレスや、過剰なフリルがついた可愛らしすぎる装いは、重厚なレストランの空間では少し浮いてしまい、安っぽく見えてしまうことがあります。

編集部: デザインの派手さではなく、別の部分で魅せるということですか。

金子: はい。デザインは極力シンプルに引き算をして、その分「生地の素材感」と「シルエットの美しさ」にこだわることをおすすめします。 たとえば、とろみのある上質なシルクのワンピースや、繊細な総レースのミモレ丈ドレス。色はネイビーやディープグリーン、ボルドーなど、深みのある落ち着いたカラーを選ぶと、アンバーな照明が落ちるレストランの空間にとても美しく馴染みます。

美食を心から楽しむための「機能性」と「香りのマナー」

編集部: レストランならではの気を付けるべきマナーはありますか。

金子: 一番忘れてはいけないのが、新郎新婦がゲストの皆様へ贈る最大の「おもてなし」が、その極上のフルコースだということです。 主役であるおふたりは、自分たちを派手に飾り立てるのではなく「大切なゲストに、本当に美味しい料理を心ゆくまで楽しんでほしい」という思いで、そのレストランを選んでいます。ですから、ウエストがタイトに締め付けられすぎて、お食事が喉を通らないような窮屈な服装は避けた方が無難です。

編集部: たしかに、お腹がいっぱいになって苦しくなってしまっては、せっかくのおもてなしを堪能できませんね。

金子: ええ。座ったままでも苦しくなく、リラックスして食事と会話を楽しめるシルエットを選ぶことも、大人のゲストの重要なポイントです。 そしてもう一つ、絶対に気をつけていただきたいのが「香水」です。一流のシェフが繊細な香りを計算して作り上げたお料理の妨げにならないよう、香水はつけないか、ごく微量に留めるのが、レストランという場所への最大の敬意でありマナーです。

格式高い空間で、あえて「気取らずに」お祝いの席を楽しむ

編集部: 最後に、レストランウェディングに参列されるゲストの皆様へ、メッセージをお願いします。

金子: 一流のレストランと聞くと、テーブルマナーやドレスコードに緊張してしまうかもしれません。 しかし、新郎新婦が本当に望んでいるのは、ゲストの皆様が堅苦しいマナーに縛られることではなく、肩の力を抜いて「美味しいね」と笑い合い、リラックスしてハレの日を過ごしてくれることです。

空間にふさわしい上質な身だしなみを整えたら、あとは過剰な緊張感を引き算して、気取らずにその場を楽しんでください。 素晴らしい美食と、おふたりを囲む温かい会話。そのリラックスした心地よい空気感こそが、レストランウェディングにおける最高のおもてなしの完成形なのです。

LiiNAがご提案する、ゲストも心からくつろげる気取らないウエディング

過度な緊張感や堅苦しいマナーを手放し、本物の美食と心地よい歓談をゲストにプレゼントする。 LiiNAでは、格式高い本物の美食と空間をご用意しながらも、ゲストの皆様が決して気取ることなく、心からリラックスして過ごせる大人のためのウエディングをご提案しています。

上質な装いが美しく映え、それでいて肩の力を抜いて食事を楽しめる、東京・銀座エリアの本当に美味しい名店だけを厳選してご案内いたします。

「ゲストに服装やマナーで緊張させず、リラックスして楽しんでほしい」 「格式ある料理でもてなしつつ、アットホームで温かい空気にしたい」 そのご希望を、まずはコンシェルジュデスクへお持ちください。 新郎新婦はもちろん、招待されたゲスト全員が「こんなに居心地の良い結婚式は初めてだった」と笑顔で帰れるようなハレの日の形を、温かいお茶を飲みながらゆっくりと一緒にデッサンしていきましょう。

LiiNAへのプロデュースのご相談はこちら