いざ結婚が決まり、結婚指輪を探し始めると、最初にぶつかる壁が「値段」ではないでしょうか。ショーケースに並ぶキラキラとした指輪の数々を前に、「一生モノだから妥協したくないけれど、今後の結婚式や新生活を考えると予算オーバーは避けたい」と悩むカップルは少なくありません。

結婚指輪の値段は、選ぶブランドや素材、デザインによって数万円から数十万円まで大きく幅があります。自分たちにとっての「妥当な値段」を見極めるためには、まず世間の相場や値段が決まる仕組みを知ることが大切です。

今回は、数多くのカップルの結婚準備をサポートしてきたLiiNA代表で現役ウエディングプランナーの金子さんに、結婚指輪のリアルな相場事情と、賢く選ぶためのポイントを伺いました。記事の後半では、予算に合わせて選べるおすすめのブランドもまとめてご紹介します。

ズバリ、結婚指輪の相場はふたりでいくら?

LiiNA編集部:金子さん、本日は「結婚指輪のお金事情」についてお聞きします。ずばり、世間のカップルは結婚指輪にいくらくらいかけているのでしょうか。

金子:結婚指輪の相場は、時代や景気によっても多少変動しますが、現在はおおむね「ふたり(ペア)で25万円から30万円前後」が一般的な相場と言われています。おひとりあたり12万円から15万円程度ですね。

LiiNA編集部:なるほど。昔よく言われていた「お給料の3ヶ月分」というのは婚約指輪の話だと思いますが、結婚指輪も決して安いお買い物ではありませんね。

金子:そうですね。ただ、この25万円から30万円というのはあくまで「平均値」です。海外の高級ハイブランドを選んでペアで50万円以上かける方もいれば、手作り工房やオンラインショップを活用してペアで10万円以内に収める方もいます。大切なのは、世間の相場に合わせることではなく、「おふたりの経済状況と価値観に合った妥当な金額」を見つけることです。

結婚指輪の値段は何で決まる?価格を左右する4つの要素

LiiNA編集部:指輪によって数万円から数十万円もの差が出るのはなぜなのでしょうか。値段が決まる要素を教えてください。

金子:結婚指輪の価格を大きく左右するのは、主に「素材」「デザイン(宝石の有無)」「ブランド」「製造方法」の4つです。

LiiNA編集部:それぞれ詳しく教えていただけますか。

金子:まず1つ目の「素材」ですが、結婚指輪の王道であるプラチナは、採掘量が少なく希少価値が高いため、基本的に価格は高くなります。一方、18金(イエローゴールドやピンクゴールドなど)はプラチナよりもやや価格が抑えられる傾向があります。また、最近注目されているチタンやサージカルステンレスといった新素材は、金属アレルギーに強く丈夫でありながら、かなりリーズナブルな価格帯で手に入れることができます。

LiiNA編集部:素材選びで予算をコントロールできるのですね。

金子:はい。2つ目の「デザインと宝石」も大きな要素です。女性用の指輪にダイヤモンドを入れると、その分価格は上がります。メレダイヤと呼ばれる小さなダイヤを1、2石あしらう程度なら数千円から数万円のアップですが、指輪の半周や全周にダイヤを敷き詰めるエタニティリングなどにすると、価格は跳ね上がります。もし、ダイヤだけでなく誕生石などの色石(カラーストーン)にこだわりたいけれど予算も気になるという場合は、質の高い天然石を適正価格で提供しているBizoux(ビズー)のような専門ブランドを見てみると、相場感が掴みやすいと思います。

LiiNA編集部:なるほど。3つ目の「ブランド」についてはいかがですか。

金子:ハイジュエラーと呼ばれる歴史ある海外ブランドなどは、指輪そのものの素材やデザインだけでなく、ブランドのロゴや歴史、洗練された店舗での接客サービスといった「付加価値」が価格に含まれています。一方で、品質は高くてもブランド料が上乗せされていない国内のジュエリーメーカーを選ぶと、コストパフォーマンスは格段に良くなります。たとえば、1937年創業のL&Co.(エルアンドコー)は、企画から製造までを自社で一貫して行っているため、老舗の確かな品質でありながら、非常に良心的な価格設定を実現しています。また、日常使いしやすいカジュアルなデザインが人気のBLOOM(ブルーム)なども、若い世代が無理なく買える価格帯を大切にしているブランドですね。

LiiNA編集部:品質を落とさずに予算を抑えるなら、国内ブランドが狙い目ですね。最後の「製造方法」とはどういうことでしょうか。

金子:既製品を買うのか、フルオーダーメイドで作るのか、ということです。デザイナーに一からデザインを描いてもらうフルオーダーは、世界に一つだけの指輪になりますが、デザイン料や型代がかかるため最も高額になります。もし「自分たちらしいオリジナルの指輪を、予算を抑えて作りたい」という場合は、フルオーダーではなく「手作り結婚指輪」を選ぶという方法があります。鎌倉彫金工房のような手作り工房であれば、自分たちで金属を加工して作るため、デザイン料などがかからず、ペアで10万円台から質の高い指輪を作ることができます。作る工程自体が思い出になるので、コストパフォーマンスは最強と言えるかもしれません。

予算オーバーを防ぐ!賢い指輪選びのポイント

LiiNA編集部:お店に行くと、どうしても高いものが良く見えてしまって予算オーバーしそうになります。防ぐためのコツはありますか?

金子:一番のコツは、事前におふたりで「絶対に譲れない条件」と「妥協できるポイント」を話し合っておくことです。「ブランドにはこだわりたいから、デザインはシンプルなものにしてダイヤは諦める」「素材の質とダイヤの輝きを重視したいから、ブランドの知名度にはこだわらない」など、優先順位を決めておくんです。

LiiNA編集部:お店に行く前に決めておくことが大切なんですね。

金子:そうです。ジュエリーショップの非日常的な空間に入ると、どうしても「ブライダルマジック」にかかってしまい、金銭感覚が麻痺しがちです。事前に「ペアで絶対に20万円以内」という上限額をしっかり決めて、接客担当者にも最初にはっきりと予算を伝えることをおすすめします。プロのスタッフであれば、その予算内で最高の提案をしてくれるはずです。

LiiNA編集部:お店に足を運ぶ時間がない方や、対面での営業が苦手な方はどうすればいいでしょうか。

金子:そうした方には、オンラインショップでの購入を強くおすすめします。ペアリングやブライダルジュエリーを豊富に扱うFISS(フィス)のようなオンライン専門のショップであれば、価格帯で絞り込み検索ができ、予算オーバーの指輪を目にして心が揺らぐこともありません。店舗の維持費や人件費がかからない分、価格もリーズナブルに設定されていることが多いです。

予算に合わせて選べる!おすすめの結婚指輪ブランド・工房5選

LiiNA編集部:ここで、これまでの対話にも登場した、予算に合わせて賢く選べるおすすめのブランドや工房を改めてまとめさせていただきます。

金子:はい。予算を抑えたい方も、素材にしっかりお金をかけたい方も、それぞれのニーズに応えてくれる優良なブランドばかりです。

・L&Co.(エルアンドコー) 創業80年以上の歴史を持つ老舗ジュエリーブランド。最大の特徴は、自社工房での一貫生産による圧倒的なコストパフォーマンスです。中間マージンをカットしているため、プラチナやダイヤモンドを使用した高品質な結婚指輪が、驚くほど適正な価格で手に入ります。予算は抑えたいけれど、一生モノとしての品質には絶対に妥協したくないというおふたりに最適です。 L&Co.の公式サイトはこちら

・BLOOM(ブルーム) 全国のショッピングモールなどにも店舗を構え、親しみやすさとアクセスの良さが魅力のブランドです。「私らしい私」をコンセプトにした、日常に溶け込む優しいデザインが豊富に揃っています。価格設定が明確でリーズナブルなため、結婚式の費用や新居の準備で出費が重なる時期でも、安心して指輪選びを楽しむことができます。 BLOOMの公式サイトはこちら

・鎌倉彫金工房 指輪の値段を抑えつつ、かけがえのない思い出まで手に入れたいカップルに大人気の手作り工房です。プロの職人のサポートを受けながら、自分たちの手で金属を叩いて磨き上げます。ペアで約10万円前後からという明確な料金体系で、完成したその日に持ち帰ることができるのも嬉しいポイントです。手作りの温もりがお好きな方におすすめです。 鎌倉彫金工房の公式サイトはこちら

・Bizoux(ビズー) 天然石の美しさを最大限に引き出すデザインで知られるブランドです。結婚指輪としては、テクスチャーにこだわった地金のリングや、厳選されたメレダイヤをあしらった洗練されたデザインが揃います。予算に少し余裕があり、ありきたりではない芸術的な感性を求めるおふたりや、婚約指輪との重ね付けを前提にデザイン性の高いものを探している方にぴったりです。 Bizouxの公式サイトはこちら

・FISS(フィス) 国内最大級のペアアクセサリー・ブライダルリングのオンラインショップです。圧倒的なブランド数とデザイン数を誇り、予算、素材、デザインの希望条件で簡単に検索できます。店舗を持たないオンラインならではのリーズナブルな価格設定が魅力で、アレルギーフリー素材の指輪なども豊富です。おふたりのペースでじっくり選びたい方におすすめです。 FISSの公式サイトはこちら

指輪選びも、結婚式の予算組みも。LiiNAがトータルサポート

LiiNA編集部:指輪の値段が決まる仕組みや、予算の守り方がよくわかりました。指輪の予算が決まると、結婚式全体にかけられるお金のイメージも少しずつ湧いてきそうですね。

金子:その通りです。実は「結婚指輪にいくらかけるか」は、結婚式や新生活の全体予算を考える上での重要なスタート地点になります。指輪にお金をかけすぎた結果、本当にやりたかった結婚式の演出を諦めざるを得なくなった、というケースは意外と多いんです。

LiiNA編集部:全体のバランスを見ることが大切なんですね。

金子:はい。LiiNAでは、そうした「お金の不安」を含めたウェディングのトータルプロデュースを行っています。私たちは特定の結婚式場に所属していないフリーのプランナーチームですので、指輪選びのアドバイスから始まり、おふたりの総予算のバランスを一緒に考えながら、理想の会場探し、ドレスのスタイリング、当日の進行までを完全に自由な形でサポートしています。

LiiNA編集部:結婚式場を探す前の段階から相談に乗っていただけるのでしょうか?

金子:もちろんです!むしろ「時期も人数も予算も、何から手をつけていいか全く決まっていない」という段階でご相談に来ていただくのがベストです。おふたりの希望や経済的なバランスを丁寧にヒアリングし、指輪も、ドレスも、会場も、すべてにおいて「妥当で納得のいく選択」ができるようゼロから伴走します。結婚準備のお金のことで不安を感じたら、ぜひお気軽にお声がけくださいね。

LiiNA編集部:予算の不安に寄り添ってもらえるのは本当に心強いです。金子さん、本日はありがとうございました。

金子:ありがとうございました。おふたりにとって、後悔のない指輪選びと結婚式になるよう応援しています。

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