プロポーズの瞬間にパカッと箱を開けて、美しい婚約指輪を差し出す。多くの女性が憧れるロマンチックなシチュエーションですが、いざ指輪を選ぶ立場になった男性にとっては「どれを選べばいいのか全くわからない」と頭を抱える大きな壁でもあります。

普段ジュエリーに馴染みのない方にとって、デザインの違いや素材の種類、さらには彼女の薬指のサイズなど、確認すべきことは山のようにあります。せっかく贈る一生モノの指輪ですから、彼女の好みにぴったり合った、心から喜んでもらえる一本を選びたいですよね。

今回は、数々のプロポーズや結婚準備をサポートしてきたLiiNA代表で現役ウエディングプランナーの金子さんに、絶対に失敗しない婚約指輪の選び方について、プロの視点から徹底的に解説していただきました。記事の後半では、彼女のタイプ別におすすめのブランドや、指輪選びから始まる結婚式のトータルプロデュースについてもご紹介します。

対談:ウエディングプランナー金子さんに聞く、彼女が最高に喜ぶ婚約指輪の選び方

LiiNA編集部:金子さん、本日は「婚約指輪の選び方」についてお話を伺います。プロポーズを控えた男性からのご相談も多いと思いますが、皆さん一番どのようなことに悩まれているのでしょうか。

金子:やはり圧倒的に多いのは「彼女の好みのデザインがわからない」と「指のサイズがわからない」という2点ですね。男性おひとりでジュエリーショップに足を運ぶこと自体がハードルが高いのに、そこから無数にある指輪の中から正解を見つけ出さなければならないので、皆さん本当に真剣に、そして深く悩まれています。

LiiNA編集部:デザインに関しては、サプライズで贈る場合、どのようにして彼女の好みをリサーチすれば良いのでしょうか。

金子:まずは、彼女が普段身に着けている洋服のテイストや、時計、アクセサリーをよく観察してみてください。たとえば、白や淡い色のワンピースなど清楚で王道なスタイルが好きな方なら、婚約指輪も「ソリティア」と呼ばれる、一粒のダイヤモンドが際立つシンプルな立て爪のデザインを好む傾向があります。こうした王道の美しさを求めるなら、1937年創業の老舗ブランドであるL&Co.(エルアンドコー)などがおすすめです。歴史あるブランドならではの普遍的で洗練されたデザインが揃っています。

LiiNA編集部:普段からシンプルなものを好む方には、王道デザインが間違いなさそうですね。逆に、普段使いのしやすさを重視するタイプの方にはどういったものが合いますか?

金子:休日はデニムやスニーカーなどのカジュアルな服装が多い方や、あまりゴージャスすぎるジュエリーは着け慣れないという方には、引っかかりの少ない「エタニティ」デザインや、お花のような柔らかなモチーフのものが喜ばれます。日常のあらゆるシーンにさりげなく寄り添うジュエリーを展開しているBLOOM(ブルーム)のようなブランドなら、普段着にも合わせやすく、毎日身に着けたくなるようなナチュラルで可愛らしいデザインが豊富に見つかります。

LiiNA編集部:素材についてはいかがでしょうか。婚約指輪というとプラチナのイメージが強いですが。

金子:たしかに日本ではプラチナが定番ですが、最近はゴールド(イエローゴールドやピンクゴールド)を希望される女性も非常に増えています。彼女が普段着けているネックレスやピアスがゴールド系であれば、婚約指輪もゴールドベースを選ぶと、日常のコーディネートに統一感が出ます。

LiiNA編集部:なるほど、普段のアクセサリーの色をヒントにするのですね。

金子:はい。また、デザインや素材へのこだわりが強く、人と被らない個性的なアイテムが好きな彼女であれば、ダイヤモンドだけでなく、上質なカラーストーン(色石)を使った婚約指輪も素敵です。世界中から買い付けた美しい天然石と、アーティスティックなデザインが魅力のBizoux(ビズー)などのブランドで探してみると、彼女の個性を引き立てる特別な一本に出会えるかもしれません。

LiiNA編集部:デザインや素材の次は、最大の難関とも言える「サイズの確認方法」です。彼女にバレずにこっそりサイズを知る方法はありますか?

金子:これが本当に難しいところなんですよね(笑)。彼女が寝ている間に糸や紙を巻いて測るという古典的な方法もありますが、正直あまり正確ではありませんし、起きられてバレるリスクも高いです。もし彼女が普段から左手の薬指に指輪を着けているなら、その指輪をこっそり借りて、自分の指のどの辺りまで入るか覚えておくか、紙に内側の円をなぞり書きしてショップに持っていくのが確実です。

LiiNA編集部:普段、指輪を着けていない方の場合はどうすれば良いでしょうか。

金子:共通の友人に協力してもらって、さりげなく聞き出してもらうか、ショッピングデートの途中で「ちょっと見てみようよ」とカジュアルなアクセサリーショップに入り、おもちゃの指輪を遊び感覚で着けてみてサイズをチェックするのも手です。また、サイズだけでなくデザインもじっくり選びたい方は、国内最大級のペアリング・ブライダルジュエリー専門店であるFISS(フィス)などのオンラインショップを活用するのもおすすめです。サイズが豊富なのはもちろん、様々なブランドのデザインを比較できるので、彼女の好みを分析するのに役立ちますよ。

LiiNA編集部:どうしてもサイズや好みがわからない場合の「最終手段」はありますか?

金子:最近非常に人気があるのが「プロポーズリング」という仕組みです。本物のダイヤモンドだけを先に購入して、仮のシンプルなリング枠に留めてプロポーズをします。そして後日、彼女と一緒にショップへ行き、彼女の好きなデザインのリング枠を選び直して完成させるというものです。これなら「箱をパカッとするサプライズ」と「彼女が本当に好きなデザインを選べる」という両方の願いを叶えることができます。

LiiNA編集部:それは素晴らしいアイデアですね!男性のプレッシャーもかなり軽減されそうです。

金子:もう一つ、少し変わったアプローチとして「手作り婚約指輪」を贈るという選択肢もあります。たとえば、手作り結婚指輪・婚約指輪で有名な鎌倉彫金工房では、プロのサポートを受けながら、男性が自らの手で金属を削って指輪の枠を作ることができます。彼女のために何時間もかけて一生懸命手作りしたというそのプロセス自体が、どんな高級ブランドにも勝る最高のサプライズプレゼントになりますよ。

LiiNA編集部:自分のために作ってくれた世界に一つの指輪、女性からしたら感動で涙が出そうですね。

金子:はい。婚約指輪選びは、デザインや値段ももちろん大切ですが、一番重要なのは「彼女を想って一生懸命選んだ」という気持ちです。その真摯な姿勢は必ず伝わりますから、自信を持って選んでいただきたいですね。

彼女の好みに合わせて選べる。おすすめの婚約指輪ブランド・工房5選

LiiNA編集部:ここで、対談の中にも登場した、婚約指輪探しにおすすめのブランドや工房を改めてまとめさせていただきます。彼女の普段のファッションや好みのテイストに合わせて、ぜひチェックしてみてください。

金子:はい。それぞれのブランドに明確な強みがあるので、彼女に似合うものがきっと見つかるはずです。

・L&Co.(エルアンドコー) 1937年創業の老舗ジュエリーブランド。長きにわたり培われた職人技術により、流行に左右されない普遍的で美しい王道のデザインが揃っています。企画から製造まで自社で一貫しているため、高品質なダイヤモンドを適正価格で手に入れることができるのも大きな魅力。清楚で上品なスタイルを好む彼女への贈り物に最適です。 L&Co.の公式サイトはこちら

・BLOOM(ブルーム) 「私らしい私」をコンセプトに、日常使いしやすいカジュアルで洗練されたジュエリーを展開しています。婚約指輪も、過度にゴージャスすぎず、普段の洋服にスッと馴染むナチュラルなデザインが豊富です。気取らない等身大の彼女へ、毎日着けてほしくなるような指輪を探している方におすすめです。 BLOOMの公式サイトはこちら

・鎌倉彫金工房 既製品を購入するのではなく、男性自らの手で婚約指輪の枠を手作りできる工房です。ダイヤモンドなどの石留めはプロの職人が仕上げてくれるため、手作りの温かみと高いクオリティを両立できます。不器用な方でもマンツーマンでサポートしてもらえるので安心。世界に一つだけの指輪と、そこに込めた時間を贈りたい方にぴったりです。 鎌倉彫金工房の公式サイトはこちら

・Bizoux(ビズー) 世界中から直接買い付けた、極上の天然石を使用したジュエリーブランド。ダイヤモンドの婚約指輪はもちろん、美しい色合いのサファイアやルビーなどのカラーストーンを使った、芸術的なデザインのエンゲージリングが大変人気です。人と被らない個性的なデザインや、アンティーク調の雰囲気が好きな彼女におすすめです。 Bizouxの公式サイトはこちら

・FISS(フィス) 国内最大級のブライダルリング・ペアアクセサリーのオンラインショップです。圧倒的なブランド数を取り扱っているため、店舗をいくつも回ることなく、様々なデザインや価格帯の婚約指輪を比較検討できます。忙しくてお店に行く時間がない方や、まずはどんなデザインがあるのか全体像を把握したい男性の強い味方になります。 FISSの公式サイトはこちら

婚約指輪選びは、結婚準備のスタートライン。LiiNAがトータルサポートします

LiiNA編集部:婚約指輪を無事に贈って、彼女から「Yes」の返事をもらえたら、いよいよ本格的な結婚準備がスタートしますね。

金子:ええ、そこからがおふたりの新しい人生の始まりです。実は、プロポーズの瞬間の思い出や、その時に選んだ指輪のデザインが、その後の結婚式のテーマに繋がっていくことはとても多いんです。たとえば、緑豊かな自然をイメージした指輪を贈ったなら、結婚式もガーデンウェディングにしてみようかとか、アンティークな指輪を選んだから、歴史あるクラシカルな洋館を探してみよう、といった具合ですね。

LiiNA編集部:指輪選びが、結婚式づくりの大切なヒントになるのですね。

金子:そうなんです。LiiNAでは、まさにそうした「おふたりのストーリー」を大切にしたウェディングのトータルプロデュースを行っています。私たちは特定の結婚式場に所属していないフリーランスのプランナーチームです。だからこそ、婚約指輪に込められた想いを大切にしながら、理想の会場探し(ゲストハウス、レストラン、神社など)、世界観に合わせたドレスのスタイリング、そして当日の空間デザインから進行まで、完全に自由な形でサポートすることができます。

LiiNA編集部:まだプロポーズが終わったばかりで、結婚式のことが何も決まっていなくても相談して良いのでしょうか?

金子:もちろんです!むしろ「時期も人数も予算も、何から手をつけていいか全く決まっていない」というまっさらな状態からご相談に来ていただくのが一番おすすめです。おふたりの叶えたい夢や、逆に不安に思っていることなどを丁寧にお聞きしながら、枠に縛られない自由な発想で、おふたりにしかできないウェディングのカタチをゼロから一緒に創り上げていきましょう。婚約指輪選びのアドバイスもできますので、プロポーズ前の男性おひとりでのご相談も大歓迎ですよ。ぜひお気軽にお声がけくださいね。

LiiNA編集部:プロポーズの前から結婚式の当日まで、すべて任せられるのは本当に心強いですね。金子さん、本日は男性の背中を押してくれるような素晴らしいアドバイスをありがとうございました。

金子:ありがとうございました。一生の思い出に残る最高のプロポーズになるよう、心から応援しています。

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