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LiiNA編集部(以下、編集部):近年、大人気の「手作り結婚指輪」ですが、実際に作ってみたいと思っても「いくらかかるの?」「どんな手順で作るの?」と疑問に思うカップルは多いはずです。今回は、LiiNA(リーナ)代表でありウエディングプランナーの金子さんに、手作り結婚指輪のリアルな費用相場から、当日の制作の流れまでを徹底的にガイドしていただきます。金子さん、よろしくお願いします。
金子:よろしくお願いします。自分たちで指輪を手作りする体験は、既製品を購入するのとはまた違った感動と達成感があります。ただ、結婚準備は他にもお金がかかる時期ですから、費用面や当日のスケジュール感を事前にしっかり把握しておくことはとても大切です。これから手作りを検討されているおふたりが安心して工房へ足を運べるよう、プロの視点でわかりやすく解説していきますね。
気になるお金の話。手作り結婚指輪のリアルな「費用相場」
編集部:まず、一番気になる費用について教えてください。手作りの結婚指輪は、既製品のブランドで買うのと比べて安いのでしょうか。
金子:結論から言いますと、手作りの結婚指輪は既製品を購入するよりも費用を抑えやすい傾向にあります。一般的なブランドの既製品の結婚指輪は、ペアで25万円〜30万円前後が相場ですが、手作り工房の場合は「ペアで10万円〜15万円前後」がボリュームゾーンです。
編集部:半額近くになることもあるのですね!なぜそこまで安くできるのでしょうか。品質が劣るわけではないですよね。
金子:品質が劣るわけでは決してありません。手作り工房がリーズナブルな最大の理由は、「ブランド料」や「中間マージン」がかからないからです。手作り工房の料金システムは、基本的に「基本制作費(サポート代など)+使用した金属の材料費+オプション代(石留めや特殊な刻印など)」という非常にクリアな明細になっています。
テレビCMを打っているようなハイブランドは、そのブランドイメージを維持するための広告費や店舗の維持費が指輪の価格に大きく上乗せされています。手作りの場合は純粋な「素材の重さ」と「加工費」だけで価格が決まるため、プラチナや18金といった高品質な素材を使っても、価格をぐっと抑えることができるのです。
予算をコントロール!素材とオプションで変わる価格
編集部:なるほど。先ほど「材料費」とありましたが、選ぶ素材によって価格は大きく変わるのですか。
金子:はい、価格を左右する一番のポイントは「素材の種類」と「指輪の幅(金属の量)」です。
例えば、結婚指輪の王道である「プラチナ」や、純度の高い「18金(K18)」は材料費としては少し高めになります。もし予算をさらに抑えたい場合は、「10金(K10)」などの素材を選ぶと、ペアで10万円を切る価格で作ることも十分に可能です。また、指輪の幅を細身(2.0mm前後など)にすれば、使用する金属の量が減るため、純度の高い素材でも価格を抑えることができます。
編集部:ダイヤモンドなどを入れると、やはり高くなりますよね。
金子:そうですね。指輪の表面に小さなダイヤモンド(メレダイヤ)を入れたり、内側にお互いの誕生石(シークレットストーン)を留めたりするオプションを追加すると、1石あたり数千円〜1万円程度の追加料金がかかるのが一般的です。
もし、「手作りにはこだわらないけれど、高品質な素材で予算を抑えたい」という場合は、製造直販で中間コストを省いている老舗ブランドのL&Co.(エルアンドコー)や、手頃な価格帯でおしゃれなデザインが揃うBLOOM(ブルーム)などを検討してみるのも良いでしょう。予算内で無理なく、かつ納得のいく指輪を見つけることが何より大切です。
さらに詳しい予算の考え方や相場については、関連記事の結婚指輪の選び方完全ガイド!相場から人気ブランド・手作りまでウエディングプランナーが徹底解説でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
どんな手順で作るの?制作の「流れ」を徹底解説
編集部:続いて、実際に手作り工房に行った際の「制作の流れ」について教えてください。不器用な人でも本当に売り物のように作れるのでしょうか。
金子:もちろんです。工房の職人さんがマンツーマン、もしくは少人数制で丁寧にサポートしてくれるので、初めての方でも全く心配いりません。手作りには大きく分けて「鍛造(たんぞう)製法」と「ワックス製法」の2種類がありますが、今回はその日に持ち帰ることができる人気の「鍛造製法」を例に、当日の流れを解説しますね。
ステップ1:デザインの打ち合わせ(約30分〜1時間) まずは、どんな指輪にしたいかを決めるカウンセリングです。素材(プラチナ、イエローゴールドなど)、指輪の幅、表面の仕上げ(ピカピカにする鏡面仕上げや、つや消しのマット仕上げなど)、刻印の内容などをサンプルを見ながら職人さんと相談して決めていきます。
ステップ2:金属の棒を曲げて溶接する(約1時間) デザインが決まったら、いよいよ制作スタートです。選んだ素材のまっすぐな金属の棒を、専用の工具を使って丸い輪の形に曲げていきます。端と端が合わさったら、バーナーの火を使って溶接(ロウ付け)し、つなぎ目をなくします。
ステップ3:ハンマーで叩いてサイズを合わせる(約30分) 溶接した指輪を「芯金(しんがね)」という鉄の棒に通し、木槌や専用のハンマーでカンカンと叩きながら、お互いの指のサイズにぴったり合うまで伸ばしていきます。この「叩く」作業によって金属が引き締まり、強度が上がるのが鍛造製法の特徴です。槌目(つちめ)というボコボコとした模様をつける場合は、この工程で専用のハンマーを使います。
ステップ4:ヤスリで削って磨き上げる(約1時間) 指輪の形が整ったら、ヤスリを使って表面や内側を滑らかに削っていきます。着け心地が良くなるように内側の角を落とす作業はとても重要です。最後に研磨剤を使って、ピカピカになるまで磨き上げます。
ステップ5:完成・お渡し 職人さんが最終的なチェックと微調整を行い、刻印を入れて完成です!その日のうちに、ふたりで作ったばかりの指輪を指にはめて帰ることができます。(※ダイヤモンドなどの石留めオプションがある場合は、職人さんが後日加工して数週間後のお渡しになることが多いです)
編集部:自分たちの手で一つの金属の棒が指輪になっていく過程は、本当に楽しそうですね!
金子:はい、約3時間ほどの作業ですが、お互いの指輪を交換して作り合ったり、真剣な表情を動画で撮影し合ったりと、あっという間に時間が過ぎてしまいます。例えば、人気の鎌倉彫金工房では、この鍛造製法を採用しており、職人さんの手厚いサポートのもと、温かみのある本格的な結婚指輪を手作りできると非常に好評です。
手作りだからこそできる!こだわりのアレンジと代替案
編集部:手作りの良さは、自分たち好みのアレンジができる点にもありますよね。
金子:その通りです。デザインから仕上げまで自分たちで決めるので、自由度は無限大です。ふたりで考えたオリジナルのマークをレーザーで刻印したり、出会った季節にちなんだ誕生石を内側にこっそり入れたりと、既製品ではなかなかできない「ふたりだけの秘密」を指輪に込めることができます。
ただ、もし「手作りをする時間は取れないけれど、オリジナルの刻印や誕生石は入れたい」という場合は、FISSのようなペアアクセサリー専門店で、セミオーダー感覚で刻印や石をカスタマイズできるリングを選ぶのもスマートな方法です。
また、「人とは違う宝石の組み合わせを楽しみたい」というこだわり派の方には、Bizoux(ビズー)のようにお互いの誕生石など多彩なカラーストーンをメインにデザインされたリングを結婚指輪として選ぶのも、手作りとは違うアプローチでの「オリジナリティ」の表現としておすすめです。
工房の選び方のポイントについては、関連記事の手作り結婚指輪の魅力とは?後悔しない工房の選び方とおすすめ店舗でも詳しくお話ししていますので、あわせてご覧ください。
ウエディングプランナーからのメッセージ
編集部:最後に、手作り結婚指輪を検討しているカップルへメッセージをお願いします。
金子:結婚指輪を手作りする最大の価値は、完成した指輪そのものよりも「ふたりで作った時間」にあります。バーナーの熱さ、ハンマーの重さ、金属がピカピカに輝き始めた時の感動。そのすべてが、おふたりの結婚という新しいスタートの、色褪せない記憶になります。
予算面でも優しく、思い出も作れる手作り結婚指輪。気になっている方は、ぜひ一度工房のホームページなどを覗いて、おふたりが職人さんのように作業している姿を想像してみてくださいね。素晴らしい体験になることをお約束します。
編集部:金子さん、ワクワクするようなお話をありがとうございました!
おすすめの結婚指輪ブランド・手作り工房比較
記事内でご紹介した、手作り体験ができる工房や、予算内で理想を叶えるための選択肢となるおすすめブランドをまとめました。おふたりの価値観に合うスタイルを見つけてください。
鎌倉彫金工房 今回ご紹介した「鍛造製法」で、本格的な結婚指輪を手作りできる大人気の工房です。作ったその日に持ち帰れる手軽さと、職人の手厚いサポートによる高い完成度が魅力。ふたりの制作風景も一生の思い出になります。
L&Co.(エルアンドコー) 1937年から続く老舗ジュエラー。手作りではなく既製品ですが、自社一貫製造により高品質な素材をリーズナブルに提供しています。手作りにこだわらず、価格を抑えつつも上質なプラチナやゴールドの指輪を探している方に最適です。
BLOOM(ブルーム) トレンド感のある洗練されたデザインが、手頃な価格帯で豊富に揃うブランド。全国のショッピングモールなどに店舗があるため足を運びやすく、気軽に日常使いできるおしゃれな結婚指輪を探している方におすすめです。
FISS ペアアクセサリーの専門店。手作りは少しハードルが高いという方でも、既製品をベースに豊富な刻印や誕生石のセッティングが可能です。セミオーダー感覚で「ふたりらしさ」を手軽に演出できます。
Bizoux(ビズー) 世界中の希少石を扱うジュエリーブランド。ダイヤモンドに限らず、多彩なカラーストーンを使った指輪を展開しています。誕生石や好きな色を取り入れて、手作りとは違ったアプローチで他の人とは被らない個性を出したい方に支持されています。
LiiNA(リーナ)へのお問い合わせ
LiiNA(リーナ)では、結婚指輪の手作り体験の思い出を結婚式の中でどうゲストに伝えるかといったご相談から、式場選び、ドレスのスタイリング、そして当日のトータルプロデュースまで、ウェディングに関するあらゆるステップをサポートいたします。
「指輪を手作りしたように、結婚式も型にはまらない手作り感のある温かいものにしたい」「自分たちらしい自由なウェディングのコンセプトを一緒に考えてほしい」など、どんなご相談でも大歓迎です。
代表の金子が専属プランナーとして、おふたりの想いに丁寧に寄り添い、最高の形にするお手伝いをさせていただきます。その他、ウェディングについてなんでも、まずはお気軽にお声がけください。