「堅苦しいのは苦手だから、友人たちとリラックスして楽しめるカジュアルな結婚式にしたい」 形式張ったスピーチや過剰な演出を手放し、自然体で過ごすウエディングを希望されるおふたりが増えています。
しかし、いざ「カジュアルなレストランウェディング」を計画し始めると、ひとつの不安に直面する方が少なくありません。 「カジュアルに寄せすぎると、ただの飲み会のように安っぽく見えてしまうのではないか」 「親族や上司も呼ぶのに、砕けすぎた雰囲気になって失礼にあたらないだろうか」
リラックスした空気感と、ハレの日としての凛とした上質さ。そのふたつは、どうすれば両立できるのでしょうか。 今回は、元ドレススタイリストとしての審美眼を持ち、数々の洗練されたウエディングを手がけてきたLiiNA代表・プランナーの金子にインタビューを行いました。 大人のカジュアルを美しく成立させる「引き算の美学」について、静かに紐解いていきます。
「カジュアルなレストランウェディング」につきまとう、安っぽさの罠
LiiNAマガジン編集部(以下、編集部): 本日はよろしくお願いします。「カジュアルな結婚式にしたいけれど、安っぽくなるのは避けたい」というご相談は、やはり多いのでしょうか。
LiiNA代表/ウエディングプランナー 金子(以下、金子): はい、とてもよくいただきます。特に30代以上の大人世代のおふたりにとって、「カジュアル」という言葉の解釈は非常にデリケートです。 肩の力を抜いて楽しみたいというお気持ちの反面、ゲストに対して「おもてなしの手を抜いている」とは思われたくない。その絶妙なバランスに悩まれる方が多くいらっしゃいます。
編集部: たしかに、「カジュアル」と「安っぽい(ラフすぎる)」の境界線は難しいですね。安っぽく見えてしまう原因はどこにあるのでしょうか。
金子: 一番の原因は、「カジュアル=飾り立ててポップにすること」だと誤解してしまうことです。 たとえば、堅苦しさを無くそうとして、色とりどりのバルーンをたくさん飾ったり、DIYした素朴なアイテムをテーブルに所狭しと並べたり。そうした「足し算のカジュアル」は、少し間違えると、学生時代の文化祭や、ただの飲み会のような幼い印象を与えてしまいます。
大人のカジュアルを成立させるために必要なのは、足し算ではなく、徹底した「引き算」なのです。
元ドレススタイリストが語る。大人のカジュアルを成立させる「引き算の美学」
編集部: 「引き算のカジュアル」ですか。具体的にはどのようなことでしょうか。
金子: 進行や演出といった「空気感」は極力リラックスしたもの(カジュアル)に引き算する一方で、ゲストが直接触れる「空間」や「アイテムの素材」は、絶対に妥協せず、上質で洗練されたもの(フォーマル)を選ぶということです。
編集部: 空気感は柔らかく、でも手触りは上質に、ということですね。
金子: その通りです。私は以前ドレススタイリストをしていたのですが、ファッションの考え方ととてもよく似ています。 たとえば、休日にさらりと白のTシャツとデニムを着こなすとき。そのスタイルが「ご近所着」に見えるか、「洗練された大人のカジュアル」に見えるかは、Tシャツの生地の目の詰まり方や、手元に光る上質な時計、あるいは足元の革靴の仕立ての良さで決まりますよね。
編集部: なるほど。ラフな装いだからこそ、素材の良し悪しが残酷なほど際立つのですね。
金子: 結婚式もまったく同じです。 高砂をなくしてゲストと同じ目線で過ごす。スピーチは設けず、歓談の時間をたっぷりとる。そうした自由でカジュアルな進行にするのであれば、その分、花嫁様が纏うドレスは、最高品質のシルクを使った滑らかなとろみのあるものを選ぶ。テーブルに置くメニュー表は、少し厚みのある、手触りの良いコットンペーパーを活版印刷で仕上げる。
演出や装飾を引き算した分、そこに残る「素材の力」に美しく投資すること。それが、決して軽すぎない大人のレストランウェディングを成立させる絶対的なルールです。
空間の力に頼る。洗練されたレストランという完璧な器
編集部: 素材の力といえば、おふたりとゲストを包み込む「空間(会場)」の選び方も重要になりそうです。
金子: おっしゃる通りです。「カジュアルだけど軽すぎない」という絶妙なトーンを求めるなら、空間そのものが洗練されているレストランを選ぶのが最も確実です。
たとえば、LiiNAでご案内している『Ginza ONO Gratia(銀座 オノ・グラティア)』。 こちらは、過剰なシャンデリアや甘い装飾の一切ない、引き算されたモダンな空間です。天井まで届く大きな窓からは、銀座の街並みと柔らかな自然光がたっぷりと差し込みます。 空間のベースが凛としていて美しいからこそ、そこでゲストと肩を組んで笑い合っても、グラスを片手に自由に歩き回っても、決して「ただの飲み会」には見えません。
編集部: 器であるレストランが上質だからこそ、その中での振る舞いがカジュアルでも、全体として一枚の美しい絵になるのですね。
金子: はい。そして忘れてはならないのが、「お料理そのものが持つ品格」です。 お箸で食べられるようなリラックスしたフレンチであっても、お皿の余白を活かした美しい盛り付けや、厨房から漂う芳醇な薫り、そしてサービスマンの洗練された身のこなしがあれば、それは紛れもなく「上質なおもてなし」としてゲストの記憶に刻まれます。
持ち込み無料だから叶う、妥協のない「上質な素材」選び
編集部: 「空気感はカジュアルに、素材は上質に」。そのバランスを叶えるために、LiiNAのプロデュースはどのように役立つのでしょうか。
金子: LiiNAの最大の特徴である「お持ち込み料が完全無料」という仕組みが、ここで大きな力を発揮します。 結婚式場の提携ショップの中から選ぼうとすると、どうしても「いかにもお姫様」というような、装飾過多なドレスばかりで、大人がさらりと着こなせる上質でシンプルなドレスが見つからない、という声は少なくありません。
編集部: 引き算したいのに、足し算されたアイテムしか選べないのはもどかしいですね。
金子: そうした不自由さを手放していただくために、私たちは持ち込み料をいただいていません。 海外のインポートブランドで見つけた、装飾はないけれどカッティングがとびきり美しいドレス。おふたりが普段から愛用しているブランドの、上質な革靴。それらを自由に、何の制限もなくお持ち込みいただけます。
提携の縛りや見えないマージンをなくすことで、おふたりの予算を純粋に「質の良い素材」へと還元できる。だからこそ、LiiNAのレストランウエディングは、カジュアルでありながら決して軽すぎない、本物の美しさを纏うことができるのです。
編集部: 最後に、カジュアルな結婚式を検討されているおふたりへメッセージをお願いします。
金子: 「リラックスして楽しみたい」というお気持ちは、ゲストの皆様にとっても一番嬉しいおもてなしの形です。 だからこそ、肩の力を抜きつつも、おふたりの大人の美意識をほんの少しだけスパイスとして効かせる。その絶妙な匙加減を、ぜひ私たちにサポートさせてください。
無理に飾り立てる必要はありません。美味しいお料理と、手触りの良いアイテム、そしておふたりの自然な笑顔があれば十分です。 自由で、心地よくて、でも少しだけ背筋が伸びる。そんな美しいハレの日を、一緒に作っていきましょう。
LiiNAがご提案する、大人のためのカジュアルなレストランウエディング
「カジュアルにしたいけれど、安っぽくなるのは避けたい」 そのお悩みに、元ドレススタイリストの審美眼と「持ち込み無料」の自由なスタイルでお応えします。
過剰な装飾を引き算し、本物の美食と上質な素材にこだわる。 『Ginza ONO Gratia』をはじめとする、洗練されたモダンなレストランを舞台に、肩の力を抜いて楽しむ大人のウエディングをご提案いたします。
まだ具体的なイメージが言葉になっていなくても構いません。 おふたりが普段から「心地よい」と感じるファッションや空間のこと。まずはそんな日常の延長線上にあるお話を、コンシェルジュデスクでゆっくりとお聞かせください。