結婚式の準備を始め、さまざまな会場の情報を集めるなかで、「レストランウエディング」という言葉を目にする機会が増えたのではないでしょうか。 「美味しいお料理が食べられそう」「少しカジュアルな雰囲気になりそう」といったイメージは浮かぶものの、実際のところ、一般的な専門式場と何が違うのか、自分たちの希望に合っているのか、はっきりと掴みきれない方も少なくありません。
インターネットで「レストランウエディングとは」と検索すると、費用や段取りなどの情報がたくさん並びます。 しかし、大人のふたりが選ぶ本質的なレストランウエディングの価値は、そうしたスペックの比較だけでは測れないところにあります。
今回は、数々の上質なウエディングを手がけてきたLiiNA代表でありプランナーの金子に、LiiNAマガジン編集部がインタビューを行いました。 「そもそも、レストランウエディングとは何か?」というシンプルな問いから、そこに生まれる心地よい余白と、大人のための美意識について静かに紐解いていきます。
「レストランウエディングとは」を探して。おもてなしの本質に立ち返る選択
LiiNAマガジン編集部(以下、編集部): 本日はよろしくお願いします。結婚式場を探し始めたばかりのおふたりから、「そもそも、レストランウエディングとはどういうものですか?」と聞かれることは多いのでしょうか。
LiiNA代表/ウエディングプランナー 金子(以下、金子): はい、とてもよくいただくご質問です。「美味しいお料理が出せる会場のことですよね?」とおっしゃる方も多いのですが、私はいつも、「レストランウエディングとは、結婚式という一日の『時間の使い方』と『おもてなしの軸』を、ごくシンプルに研ぎ澄ます選択です」とお答えしています。
編集部: 時間の使い方と、おもてなしの軸、ですか。
金子: ええ。これまでの一般的な結婚式は、挙式をして、スピーチをして、ケーキを入刀して、お色直しをして……と、たくさんの「イベント」を時間内に詰め込むことが主流でした。 そうした華やかな進行をひとつのエンターテインメントとして楽しむのも、もちろん素晴らしい形です。
ただ、そうした非日常のイベント性よりも、「ただ純粋に、美味しいものをゆっくりと味わいながら、大切な人たちと会話を交わす時間」そのものに価値を置きたいと考える大人世代が増えています。 レストランウエディングとは、その「美食」と「会話」という、おもてなしの最も本質的な部分だけを抽出して、そこにすべての予算と情熱を注ぎ込むスタイルのことです。
飾らない美しさ。心地よい「余白」が生み出すもの
編集部: イベントを詰め込まない分、時間に「余白」が生まれるのですね。
金子: その通りです。そして、その余白こそが、レストランウエディングにおける最大の魅力になります。 次から次へとプログラムに追われることがないため、ゲストの皆様は、ご自身のペースでゆっくりとお酒を嗜み、運ばれてきたお皿の美しい盛り付けに目を細めることができます。
おふたりも、高砂(メインテーブル)という見晴らしの良い場所に固定されるのではなく、グラスを片手にゲストのテーブルを自由に歩き回り、「久しぶりだね」「美味しいね」と、同じ目線で語り合うことができる。 過剰な演出がないからこそ聞こえてくる、グラスが重なり合う澄んだ音や、柔らかな笑い声。その余白の時間が、何よりの贅沢な記憶として残るのです。
本物の美食と、計算された空間という「器」
編集部: その余白の時間を美しく成立させるためには、やはり会場となるレストランの質が非常に重要になりますね。
金子: おっしゃる通りです。演出で場を持たせない分、空間の持つ力とお料理のクオリティには、一切の妥協が許されません。 「レストランウエディング」と一口に言っても、普段はカフェとして営業しているカジュアルな場所から、ドレスコードのある格式高い名店までさまざまです。
大人のためのハレの日にふさわしいのは、空間そのものが「上質な器」としてすでに完成されているレストランです。 たとえば、LiiNAでご案内している『銀座ハプスブルク』のような、歴史と格式が息づく重厚な空間。あるいは『Ginza ONO Gratia』のような、窓から差し込む自然光が計算された、モダンで洗練されたダイニング。
編集部: ただ美味しいだけでなく、空間の設えやサービスマンの身のこなしも含めて、一流であることが求められるのですね。
金子: はい。手入れの行き届いた無垢材のテーブルに、磨き上げられたカトラリーが並ぶ。厨房から、コンソメやスパイスの芳醇な薫りが漂ってくる。 そうした五感に響く空間の力がベースにあるからこそ、おふたりは安心して「何もしない」という自由な時間を楽しむことができるのです。
持ち込み無料だから描ける、細部にまで宿る「ふたりの手触り」
編集部: ベースとなる空間が完成されているからこそ、おふたりが準備するアイテムは、少しのエッセンスで良さそうですね。
金子: そこが、私たちが一番大切にしているポイントです。 せっかく美しいレストランを選んでも、提携のドレスショップやお花屋さんの枠の中でしかアイテムを選べなければ、おふたりの本当の美意識を空間に馴染ませることはできません。
だからこそ、LiiNAのプロデュースは「お持ち込み料が完全無料」という仕組みをとっています。
編集部: 空間が上質だからこそ、持ち込むアイテムも自由に、こだわって選べるのですね。
金子: はい。遠くから見せるための派手な装飾のドレスではなく、ゲストと間近で会話を交わすときに、美しいシルクのとろみや、アンティークレースの繊細さが際立つドレスを自由に選ぶ。 テーブルには、おふたりが活版印刷でオーダーした、少し凹凸のある手触りの良いメニュー表をそっと置く。
指定されたパッケージから選ぶのではなく、日々の暮らしの延長線上にあるおふたりの「好き」という手触りを、一つひとつ丁寧に集めていく。 美味しいお料理と、おふたりの美意識が静かに調和したとき、それは世界でただ一つの、本当に心地よいレストランウエディングになります。
編集部: 最後に、「レストランウエディングとはどういうものだろう」と検討を始められたおふたりへ、メッセージをお願いします。
金子: 結婚式は、誰かに用意されたパッケージや、世の中の「当たり前」に無理に合わせて行うものではありません。 おふたりがこれまでの人生で大切にしてきた方々と、美味しいお料理を囲み、静かに、そして深く繋がり合う時間。それが、私たちが考える大人のレストランウエディングの答えです。
もし、おふたりが「豪華な演出よりも、本当に美味しいお食事と会話を楽しみたい」と願うなら、その選択は間違いなく美しいものです。 その想いをかたちにするための舞台は、私たちがご用意しています。どうかご安心して、おふたりらしいハレの日の姿を描いてみてください。
LiiNAがご提案する、大人のための本質的なレストランウエディング
「レストランウエディングとは何か?」 その問いに対する私たちの答えは、過剰な装飾を手放し、本物の美食と心地よい余白にすべてを注ぐ、妥協のない選択です。
LiiNAでは、「持ち込み無料」という自由なスタイルで、おふたりの美意識が隅々まで呼吸する結婚式をご提案しています。 『銀座ハプスブルク』をはじめとする、空間もお料理も一流の銀座エリアの名店をご案内。
まだ具体的なイメージが言葉になっていなくても構いません。 まずは、おふたりが「心地よい」と感じる時間の過ごし方や、大切にしたい手触りについて、コンシェルジュデスクでゆっくりとお話ししませんか。