「美味しいお料理で、大切な人たちをもてなしたい」 そんな純粋な想いから、ホテルや専門式場ではなく、レストランウェディングを選択するおふたりが増えています。

しかし、いざ検討を進めようとすると、インターネット上の口コミや親御様からの言葉で、ふと立ち止まる瞬間があるかもしれません。 「待合室が狭いのではないか」「親族用の着付け室はあるのだろうか」「設備が整っていないから、ゲストに不便をかけてしまうかもしれない」

たしかに、レストランウェディングには、結婚式を専門とする会場にはない「デメリット」が存在します。 良いことばかりを並べるのではなく、あらかじめその不便さを知っておくこと。それこそが、後悔のない、本当に納得できるハレの日を選ぶための第一歩です。

今回は、数々の洗練されたウエディングを手がけてきたLiiNA代表でありプランナーの金子に、LiiNAマガジン編集部がインタビューを行いました。 あえてレストランウェディングの「デメリット」に正面から向き合い、その不便さを超えた先にある、圧倒的で美しい価値について、嘘偽りなく語ります。

専門式場のような「至れり尽くせりの設備」はないという現実

LiiNAマガジン編集部(以下、編集部): 本日はよろしくお願いします。今回はあえて「デメリット」という切り口でお話を伺いたいのですが、レストランウェディングにおいて、お客様が最も不安に感じられる点はどこでしょうか。

LiiNA代表/ウエディングプランナー 金子(以下、金子): はい、とても大切なテーマですね。レストランウェディングの最大のデメリットであり、多くの方が不安に思われるのは、「ホテルや専門式場のような、結婚式のための完璧な設備(ハード面)が揃っていないこと」です。

編集部: 完璧な設備とは、具体的にどのようなものでしょうか。

金子: たとえば、何十人ものゲストがゆったりと座れる広大な待合のラウンジや、ご親族専用の広い着付け室、あるいは何基もあるエレベーターや、敷地内の巨大な駐車場などです。 専門式場やホテルは、そもそも「結婚式という大規模なイベントを、いかにスムーズに回すか」を目的に設計されています。しかし、レストランはあくまで「美味しいお食事を提供するための場所」です。そのため、付帯設備という点では、どうしてもホテルには敵わない部分があります。

編集部: なるほど。設備が限られていることで、ゲストにご不便をかけてしまうのではないか、と心配されるのですね。

金子: その通りです。特に、遠方からたくさんのお荷物を持って来られるゲストや、会場でお着物に着替えたいというご親族が多い場合、「専用の個室がない」ということがハードルになるケースは実際にあります。

作られた非日常や、派手な演出ができないという「制限」

編集部: 設備の他にも、レストランならではのデメリットはありますか。

金子: 「空間の制限」も挙げられます。 天井高が何十メートルもある大聖堂のようなチャペルや、壁一面を使ったプロジェクションマッピング、あるいは階段からお姫様のように入場する、といった「作られた非日常の演出」は、レストランでは物理的に難しいことが多いです。

編集部: いわゆる「定番の結婚式の見せ場」が作りにくいということですね。

金子: はい。また、貸切にできるとはいえ、あくまで飲食店としての営業時間がベースになるため、「早朝から夜中まで自由に使える」というわけにはいきません。搬入や準備の時間が限られていることも、裏側のデメリットとしては存在します。

すべての不便さを凌駕する、圧倒的な「本物の美食」

編集部: そうした明確なデメリットや不便さがあるにもかかわらず、なぜ多くの方々が、あえてレストランウェディングを選ばれるのでしょうか。

金子: それは、不便さを手放してでも得たい「圧倒的な価値」がそこにあるからです。 その最たるものが、「本物の美食」です。

ホテルや専門式場で、百人規模のお料理を時間通りに一斉に提供しようとすると、どうしても事前の作り置きや、システマチックな調理工程が必要になります。 しかし、レストランでは、厨房のすぐそばにダイニングがあります。シェフはゲストの食べるペースを見極め、ソースの薫りが最も華やぐ瞬間、お肉の火入れが最も完璧な瞬間に、お皿をテーブルへと届けます。

編集部: 設備という「便利さ」と引き換えに、料理の「絶対的なクオリティ」を手に入れるのですね。

金子: おっしゃる通りです。結婚式に参列したゲストが、数年後に「あの時の待合室は広かったね」と思い出すことはほとんどありません。しかし、「あのお肉料理の美味しさは忘れられない」「あの温かいスープの薫りは素晴らしかった」という記憶は、何年経っても色褪せることなく語り継がれます。

すべてが完璧に揃った「便利なテーマパーク」を選ぶのか。少しの不便さはあっても、五感に深く刻まれる「極上の美食体験」を選ぶのか。レストランウェディングとは、その大人の美意識の選択なのです。

プロの力でデメリットをカバーし、洗練された空間を選ぶ

編集部: とはいえ、設備の不便さを少しでも解消する方法はあるのでしょうか。

金子: もちろんです。そこをカバーするのが、私たちウエディングプランナーの役割です。 たとえば、お着替えが必要なご親族には、お近くの提携美容室や、ご宿泊先のホテルでの着付けを手配する。待合の時間が長くならないよう、集合時間を工夫し、スムーズにウェルカムドリンクへとご案内する。 そうした細やかなプロの配慮があれば、ハード面のデメリットはほとんど気にならないレベルにまで引き上げることができます。

編集部: 事前の段取りやサポートで、不便さを感じさせないおもてなしができるのですね。

金子: はい。そしてもう一つ重要なのが、「レストラン選びの基準」です。 LiiNAでは、ただ美味しいだけのレストランではなく、ウエディングの舞台として十分な格式と、最低限の設備(個室や動線など)を備えた名店だけを厳選してご案内しています。

たとえば、歴史ある洋館のような『銀座ハプスブルク』や、モダンでゆとりある空間を持つ『Ginza ONO Gratia』。こうした一流のレストランであれば、設備的なストレスは最小限に抑えつつ、極上のお料理と洗練された空間を貸し切るという、最高の贅沢を味わうことができます。

持ち込み無料が叶える、ふたりらしい「おもてなしの自由」

編集部: LiiNAの「お持ち込み料が完全無料」という特徴も、レストランでの結婚式をより豊かにしてくれそうです。

金子: その通りです。大規模な設備や派手な演出を持たない分、レストランの空間はとてもシンプルで無垢です。だからこそ、おふたりがお持ち込みになるアイテムの質感が、ダイレクトに空間の美しさに直結します。

上質なコットンのペーパーアイテム、アンティークの器、そして、本当に着たいと願って選んだ一着のシルクドレス。 提携店の縛りやマージンに予算を奪われることなく、そうした「ゲストの目に触れ、手で触れるもの」にこそ美しく投資していただく。それこそが、設備の不便さを遥かに超える、おふたりらしい極上のおもてなしになります。

編集部: 最後に、レストランウェディングのデメリットを知ってなお、迷われているおふたりへメッセージをお願いします。

金子: どんな会場にも、必ずメリットとデメリットは存在します。 大切なのは、世の中の「当たり前」に流されるのではなく、おふたりが何を一番大切にして、何を手放すことができるのかを、おふたりの言葉でしっかりと見極めることです。

もし、「派手な設備や演出はいらないから、とにかく本物の美味しいお料理でゲストを喜ばせたい」と願うなら。レストランウエディングが抱える少しの不便さは、決して障害にはなりません。 ご不安な点は、すべて私たちがプロの力でカバーいたします。どうか安心して、おふたりらしい美食のハレの日を描いてみてください。

LiiNAがご提案する、価値ある本物のレストランウエディング

デメリットを隠さず、その先にある圧倒的な価値を届ける。 LiiNAでは、不要なマージンや持ち込み料といった制限を手放し、本物の美食と洗練された空間だけで成立する、妥協のない大人のための結婚式をご提案しています。

設備の不安を最小限に抑えることができる、『銀座ハプスブルク』をはじめとする銀座エリアの厳選された名店をご案内。

「設備に不安はあるけれど、美味しい料理は諦めたくない」 そのご不安な気持ちを、そのままコンシェルジュデスクへお持ちください。 おふたりとゲストにとって、何が最良の選択なのか。温かいお茶を飲みながら、一緒にゆっくりと紐解いていきましょう。