「結婚式という形にはあまりこだわっていなくて。ただ、大切な人たちと美味しい食事だけを楽しみたいんです」

LiiNAのコンシェルジュデスクには、そんな静かな願いを持ったおふたりが数多く訪れます。 華やかなスポットライトや、分刻みで進行するプログラム。そうした「定番の結婚式」の形にどこか違和感を覚え、もっとシンプルに、日々の暮らしの延長線上にある豊かさを分かち合いたいと考える大人世代が増えているのです。

しかし、「結婚式を食事のみで行う」と決めたとき、周囲から「本当に何もしなくて大丈夫?」「間が持たないのでは?」と心配され、戸惑ってしまうこともあるかもしれません。

今回は、数々の洗練されたウエディングを手がけてきたLiiNA代表でありプランナーの金子に、LiiNAマガジン編集部がインタビューを行いました。 過剰な演出をすべて手放し、「食事のみ」だからこそ辿り着ける極上のおもてなしと、その時間を美しく成立させるレストランの魔法について、静かに紐解いていきます。

「結婚式=披露宴」という固定概念を、そっと手放してみる

LiiNAマガジン編集部(以下、編集部): 本日はよろしくお願いします。最近、「結婚式は食事のみで行いたい」というご相談が増えていると伺いました。

LiiNA代表/ウエディングプランナー 金子(以下、金子): はい、とても増えています。これまでは「結婚式といえば、挙式をして、その後に盛大な披露宴をするもの」という固定概念が強くありました。ケーキ入刀があり、お色直しがあり、友人の余興が続く。そうした「作られた非日常」の連続に、少しだけ疲れを感じてしまうおふたりが多くいらっしゃるのだと思います。

編集部: たしかに、自分たちが主役として見世物になるような気恥ずかしさを感じる、という声はよく耳にします。

金子: そうですね。「結婚式だから」と無理に背伸びをして何かを演じるのではなく、普段から自分たちが「心地よい」と感じているもの、つまり「本当に美味しいお食事と、気のおけない会話」だけを、大切な方々にそのままお裾分けしたい。 「食事のみ」の結婚式をご希望されるおふたりの根底には、そんな非常に誠実で、等身大の想いが流れています。

「食事のみ」だからこそ際立つ、料理という極上のエンターテインメント

編集部: ただ、「食事のみ」となると、やはり「間が持たないのではないか」「ゲストが退屈してしまうのではないか」という不安の声も多いのではないでしょうか。

金子: ええ、そのご不安は必ずと言っていいほどお伺いします。ですが、私はいつも「無理に場を埋める必要は、まったくありません」とお伝えしています。 なぜなら、上質なレストランにおいて、「本当に美味しいお料理が運ばれてくること」自体が、何にも勝る最高のエンターテインメントだからです。

編集部: お料理そのものが、演出の代わりになるということですね。

金子: はい。たとえば、分刻みの進行が詰め込まれた結婚式では、ゲストは次に何が起こるのかと常に気を張り、せっかくの温かいお料理も急いで口に運ばなければなりません。

ですが、進行が一切ない「食事のみ」の空間ではどうでしょうか。 厨房から漂ってくる、コンソメの深く甘い薫り。お皿がテーブルに置かれたときの、ふわりと立ち上る湯気。お肉にナイフを入れたときの柔らかな手触りと、口いっぱいに広がる芳醇なソースの温度。 ゲストの皆様は、五感のすべてを使って、その一皿とじっくり向き合うことができるのです。

編集部: 味わうための「余白」があるからこそ、お料理の美味しさがより深く記憶に刻まれるのですね。

金子: おっしゃる通りです。「美味しいね」と隣の席のご家族と微笑み合い、お酒を注ぎ合いながら、昔の思い出話にゆっくりと花を咲かせる。何もしないからこそ生まれるその豊かで温かな時間こそが、「食事のみ」の結婚式における最大のおもてなしになります。

「何もしない」を美しく肯定する、一流レストランという器

編集部: ただ、お料理が主役になるからこそ、会場選びは一切の妥協が許されなくなりますね。

金子: その通りです。演出という「ごまかし」が効かない分、空間の持つ力とお料理の絶対的なクオリティが、その日の満足度をすべて左右します。 だからこそ、LiiNAでは『銀座ハプスブルク』や『Ginza ONO Gratia』といった、名店と呼ばれる本物のレストランをご提案しています。

編集部: 名店と呼ばれるレストランの空間には、どのような力があるのでしょうか。

金子: 空間そのものが「完成されている」という圧倒的な安心感です。 歴史を重ねた重厚な洋館の設えや、磨き上げられた無垢材のテーブル、窓から差し込む柔らかな自然光。そして、ゲストとの絶妙な距離感を保ちながら、一番美味しい瞬間にお料理を届けてくれるサービスマンの洗練された身のこなし。

そうした「器」が完璧に整っているからこそ、おふたりは安心して「何もしない」という選択ができます。ただ身を委ねるだけで、一流のプロフェッショナルたちが、ゲストを非日常の美食体験へと導いてくれるのです。

持ち込み無料が叶える、食卓を彩るふたりの美意識

編集部: ベースとなる空間とお料理が完璧だからこそ、おふたりの準備もシンプルになりそうですね。

金子: はい。LiiNAでは「お持ち込み料が一切無料」ですので、過剰な装飾プランや指定業者の枠にとらわれることなく、おふたりの美意識を「食卓」にそっと添えることができます。

たとえば、メニュー表はあたたかみのある活版印刷でオーダーしてみる。乾杯のお酒は、おふたりが初めて旅行に行った産地のワインをご自身で持ち込んでみる。 ドレスも、遠くから見るための派手なスパンコールではなく、ゲストと近い距離でテーブルを囲んだときに、胸元の繊細なレースやシルクの質感が美しく映えるものを選ぶ。

編集部: お料理と会話を楽しむための、心地よいエッセンスだけを足していくのですね。

金子: 「食事のみ」だからといって、決して地味で質素なものになるわけではありません。無駄なものを削ぎ落としたからこそ、そこにおふたりが本当に大切にしている美意識が、より純粋な形で浮かび上がってくるのです。

編集部: 最後に、「結婚式は食事のみでいいのだろうか」と迷われているおふたりへ、メッセージをお願いします。

金子: 結婚式に、必ずしなければならない「正解」はありません。 おふたりが日々の暮らしのなかで「美味しい」と感動し、「心地よい」と感じているもの。それを、これからの人生をともにする大切な方々と、ただ静かに分かち合う。それだけで、ハレの日は十分に、そしてどこまでも美しく成立します。

「ただ、美味しい食事を楽しみたい」。 そのごくシンプルで誠実な願いを、どうか大切になさってください。 私たちが、その想いを最も美しい形で叶えるための舞台をご用意してお待ちしております。

LiiNAがご提案する、「食事のみ」の洗練されたレストランウエディング

特別な演出を持たない、最高のおもてなし。 LiiNAでは、過剰なプログラムや持ち込み料といった制限を手放し、本物の美食と会話だけで成立する大人のための結婚式をご提案しています。

『銀座ハプスブルク』をはじめとする、お料理も空間も妥協のない銀座エリアの名店をご案内。 「食事のみ」だからこそ際立つ、ふたりの美意識と極上の時間を一緒に描いてみませんか。

「美味しいものを、ゆっくりと食べてもらいたい」 まずはその想いだけを持って、コンシェルジュデスクで温かいお茶を飲みながら、ゆっくりとお話ししましょう。