結婚式の準備を始めるとき、多くの方が最初に直面するのが「費用」という現実です。 「ホテルや専門式場は高そうだから、レストランウェディングなら費用を抑えられるかもしれない」 そんな期待を胸に、見積もりを比較し、情報収集を重ねるおふたりも少なくありません。

たしかに、インターネットで「レストランウェディング 費用」「相場」と検索すると、比較的リーズナブルな価格が並んでいます。しかし、本当にレストランウェディングは「安い」のでしょうか。そして、費用を抑えることは「妥協」を意味するのでしょうか。

今回は、数々の洗練された結婚式を手がけてきたLiiNA代表でありウエディングプランナーの金子に、LiiNAマガジン編集部がインタビューを行いました。 業界の当たり前に静かな疑問を投げかけ、「持ち込み無料」というLiiNAの独自のスタイルが叶える、本質的で美しいお金の掛け方について紐解いていきます。

レストランウェディングの費用は、本当に「安い」のでしょうか?

LiiNAマガジン編集部(以下、編集部): 本日はよろしくお願いします。早速ですが、結婚式場を探し始めたおふたりから、「レストランウェディングはホテルや専門式場に比べて費用が安いですか?」と聞かれることは多いのではないでしょうか。実際のところ、相場としてはいかがですか?

LiiNA代表/ウエディングプランナー 金子(以下、金子): はい、とてもよくいただくご質問です。結論から申し上げますと、「初期見積もりの段階では、レストランウェディングの方が安く見えることが多い」というのが正直なところです。 ホテルや専門式場のように、広大なロビーや煌びやかなチャペル、維持費のかかる大きな設備を持たない分、レストランは施設使用料などが抑えられ、ベースとなる費用は控えめに設定されている傾向があります。

編集部: なるほど。では、やはりレストランウェディングを選べば、必然的に費用は安く収まるということですね。

金子: それが、そう単純ではないのです。実は、会場の形態がレストランであっても、ホテルであっても、最終的な費用が大きく跳ね上がってしまう「ある共通の理由」が存在します。それが、ウエディング業界に古くから根付いている「指定業者の縛り」と「見えないマージン(中間手数料)」の構造です。

予算を圧迫する「見えないマージン」と持ち込み料の違和感

編集部: 指定業者の縛り、ですか。詳しく教えていただけますか。

金子: 多くの結婚式場(レストランが提携しているプロデュース会社も含む)では、ドレス、お花、カメラマン、引き出物に至るまで、「会場が提携しているショップの中から選んでください」というルールが設けられています。 実は、そこでお客様がお支払いになる費用のなかには、アイテムそのものの価値だけでなく、会場側に支払われる多額の紹介手数料(マージン)が含まれていることがほとんどです。

編集部: つまり、30万円のドレスを選んでも、その30万円すべてが「ドレスの品質」に対して支払われているわけではない、ということですね。

金子: その通りです。そして、もしおふたりが「提携ショップには着たいドレスがないから、自分が本当に気に入った別のブランドのドレスを着たい」と申し出た場合、今度は「持ち込み料」という名目で、数万円から十数万円のペナルティのような費用が請求されてしまいます。

編集部: おふたりが自分たちらしい選択をしようとすればするほど、アイテム本来の価値とは無関係なところで費用が膨らんでいくのですね。

金子: はい。初めてご相談にいらっしゃるお客様の多くが、この「自由に選べない窮屈さ」と「不透明な費用の上がり方」に、言葉にならない違和感を抱えていらっしゃいます。 「費用を抑えたい」というお言葉の裏には、単にケチりたいわけではなく、「納得のいかない不透明なお金は払いたくない」「自分たちが本当に価値を感じるものにだけ、正しく予算を使いたい」という、至極真っ当で誠実な想いが隠れているのだと、私は日々お客様と向き合うなかで感じています。

「持ち込み無料」という選択。それは、お金の美しい掛け方

編集部: そこでLiiNAが提案しているのが、「持ち込み無料」というプロデュースのスタイルですね。ウエディング業界では非常に珍しい体制だと思いますが、どのような想いからこのスタイルに行き着いたのでしょうか。

金子: LiiNAのコアにあるのは、「かたちのない想いにそっと向き合う」という考え方です。 おふたりの日常には、休日に選ぶコーヒーの豆、肌触りの良いリネンのシャツ、部屋に飾る一輪の花など、それぞれの美しい「好き」の蓄積があるはずです。それなのに、一生に一度のハレの日だけ、決められた枠のなかで妥協して選ばなければならないのは、あまりにも不自然だと感じていました。

編集部: たしかに、普段の生活では、私たちはもっと自由に、自分の美意識に従ってものを選んでいます。

金子: だからこそ、LiiNAではドレスも、カメラマンも、ペーパーアイテムも、すべて「持ち込み無料」としています。おふたりが心の底から美しいと感じるものを、何の制限も受けずに隅々まで宿していただきたいからです。

編集部: 持ち込みが自由になることで、費用の使われ方にはどのような変化が生まれるのでしょうか。

金子: 「お金の美しい掛け方」ができるようになります。 たとえば、提携店で30万円のドレスをレンタルする予算があったとします。持ち込みが自由であれば、同じ30万円を使って、お母様から譲り受けた大切なシルクのドレスを、ご自身の骨格にぴったりと合うよう、腕の良いお直し工房で丁寧に仕立て直すことができます。あるいは、海外のヴィンテージショップで見つけた、繊細なレースが美しいドレスを購入することもできるでしょう。

マージンや持ち込み料といった「無駄な費用」を削ぎ落とすことで、おふたりの予算はすべて「アイテムの純粋な価値」へと還元されます。それは決して「妥協して安く済ませる」ことではなく、自分たちの美意識に妥協しないための、賢く大人の選択なのです。

削ぎ落とした費用で、本物の美食と空間に投資する

編集部: 自分たちでアイテムを手配するのは、少しハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

金子: もちろん、すべてをおふたりだけで探す必要はありません。私たちLiiNAのプランナーが、元ドレススタイリストとしての視点も活かしながら、おふたりのトーンに合う上質なブランドやクリエイターをご提案し、一緒に世界観を編み上げていきます。

編集部: アイテム選びに制限がなくなることで、レストランウェディングの「空間」や「料理」の価値もさらに際立ってきそうですね。

金子: おっしゃる通りです。LiiNAでは、銀座をはじめとする都内の名店をご案内しています。たとえば、格式ある宮廷料理を味わえる『銀座ハプスブルク』や、洗練されたモダンな空間が広がる『Ginza ONO Gratia』。

マージンや持ち込み料を削ぎ落として浮いた予算を、こうした「本物の美食」や「ゲストと過ごす上質な空間」に投資していただくのが、私たちが考える最も美しい結婚式の形です。

編集部: 豪華な演出でおもてなしをするのではなく、料理や空間そのものに予算をかけるということですね。

金子: はい。過度なシャンデリアや、作られた非日常のセットは必要ありません。 窓から差し込む、丸の内の柔らかな自然光。手入れの行き届いた無垢材のテーブル。厨房から漂う芳醇なソースの薫りや、グラスに注がれるワインの美しい色合い。そして何より、ゲストの前に運ばれる芸術品のようなお料理の温度。 そうした五感に響く体験こそが、ゲストの記憶に深く刻まれる最高のおもてなしになります。

美味しいお料理と、心地よい空間。その2つの軸さえ盤石であれば、あとはおふたりが自由に選んだこだわりのアイテムを、静かに添えるだけでいいのです。

妥協しない大人のための、自由なレストランウェディングを

編集部: 最後に、結婚式の費用やスタイルに迷われているおふたりへ、メッセージをお願いします。

金子: 「費用を抑えること」は、決して恥ずかしいことでも、何かを諦めることでもありません。 業界の不透明なルールを手放し、何にお金を掛け、何を削るのかを自分たちの意志で選択していく。それは、これからの人生をともに歩むおふたりにとって、とても誠実で、大人らしい決断だと私は思います。

もし、今の結婚式場探しのなかで、お見積もりや決められたプランにほんの少しの違和感や窮屈さを感じているのなら。ぜひ一度、その言葉にならないモヤモヤを私たちに預けてみてください。 おふたりの美意識が隅々まで呼吸する、自由で美しいレストランウェディングを、一緒に探していきましょう。

LiiNAがご提案する、自由で美しいレストランウエディング

「持ち込み無料」という選択から始まる、妥協しない大人のための結婚式。 不透明なマージンを削ぎ落とし、おふたりの予算を「本物の美食」と「洗練された空間」、そして「本当に身につけたいアイテム」へと美しく還元します。

銀座エリアをはじめとする厳選された上質なレストランのなかから、おふたりの空気感に最も合う舞台をご案内いたします。

まだ具体的な時期や人数が決まっていなくても構いません。 まずは、おふたりが「心地よい」と感じるお金の掛け方や、大切にしたい時間について、ゆっくりとお話ししませんか。